「自分と向き合うってよく聞くけど、具体的にどうしたらいいの?」そのような疑問を持ったことはありませんか。
若かりしときは勢いだけで生きてきたのに、なにかのきっかけで人生の中で突如目の前に現れる「自分と向きなさい」という言葉。今まで自分の辞書にはなかっただけにどうしていいのかわからない。自分と向き合いましょうとアドバイスをする人は多いけど、具体的にはどうすることかを説明できる人は非常に少ないように感じます。そもそも自分と向き合うという定義が人によって異なるからです。
さて、自分と向き合う時に起こりがちな自動思考とはこんな感じです。
自分と向き合う
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至らない自分のある部分に気付く 例)「私の〇〇がいけなかったんだ」
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猛烈に反省し自分を責める 例)「どうして私っていつもこうなの?!」
上級パターンとしては、自分を責めて原因探しをし、成長への起爆剤とします。さらに最上級パターンとしては、そうして自分を奮い立たせることで克服したり乗り越えていく。乗り越えられた成功体験を経験してしまうと自動思考ループの沼にはまってしまいます。根性や努力は裏切らない、あ~美しい(笑)このような自分との向き合いスタイルもありだと思いますが、非常に苦しいです。なぜなら自分を向き合うことが自分否定になってしまうからです。
本来、自分と向き合うとは、至らない自分のある部分に気付いたなら、そのまま受け止めることです。向き合ったことに良いも悪いの判断はありません。これがありのままの現実の自分を受け入れるということです。等身大の現実の自分を理解していくことに繋がります。自分に自信があるない問題も、等身大の自分と解離したイメージを持つことから問題が生じているのです。
ちなみに私の瞑想やヒーリングの先生は、自分の至らない側面に気が付いたら「日干し」するだけとレクチャーされていて、なるほどなって思いました。
そう、日に干すだけ。私のイメージは干物です。自分と向き合うことは苦行でも修行でもありません。という私は元・修行僧でした(笑)
2022
19Sep