「え~どうして私の気持ちがわかるんですか!」
カウンセリングやセラピー、占いなどの現場で見聞きされる言葉です。カウンセラーやセラピストは人の気持ちがわかる、ある種透視に近いような能力があると思っている方もいます。一方で私の気持ちが全部わかってたまるもんかと反発する人もいるでしょう。答えは人の気持ちは100%わかりません。本人じゃないので。どんなに優秀なカウンセラー、サイキッカーであっても(キッパリ)
一方「人の気持ちがわかる。だから辛い」という方がいます。とても繊細なため、エネルギー的に感じる、わかってしまう。これはあることだと思います。
実は私自身もこのタイプなので、これまで人の気持ちはわかっている方だと思っていましたが・・・・・今日は”もしかして私、わかってなかったんじゃないの、ガビーン”な痛い考察を書きます。
人の気持ちがわかるには、「わかる」と「理解する」と大きく二つに分けられると考えます。人の気持ちを「わかる」ことは、相手と悲しみや喜びを共感できる大切な能力です。「わかる」という行為は、エネルギー的に感じる、察する、〇〇かもしれないと感じる類を指します。注意しないといけないのが、自分の思い込みや認知が影響していることも多いです。一方「わかる」ことで自分の言動を我慢したり、自分が傷つかないように守るために用いることもできたりします。その使用目的は、本当に人の気持ちをわかっていると言えるのか。。。ドーン!!(喪黒福造)
後者の「理解する」とは、もう一歩踏み込んで相手の立場になって考えてみる、想像できる力だと考えます。そこには自分のためという概念がなく、相手を配慮できることです。配慮ができると自分が我慢しているという感覚はあまり生じないのではと思うのです。
どれも人の気持ちをわかるという行為ですが、その言葉には様々な意味があります。自分はどんな意味合いでその言葉を理解しているのか考えてみるのも面白いと思います。
ちなみに人の気持ちは100%全部わかることはできませんが、理解しよう、理解したいと関わることでわかることがあると思います。